●お手入れ方法
銀は酸化しづらく、サビや腐食には強い金属です。そのため、硫化に気をつければ、末永く愛用していくことが可能です。この硫化は適切なお手入れでピカピカになることがほとんどであり、また、日ごろのお手入れに気をつけるだけである程度予防することが可能ですのでご安心ください。
銀食器を洗う時は手洗いで台所用液体中性洗剤を使用しましょう。
(※研磨剤などが入った洗剤で洗ってしまうと表面に傷がついてしまう可能性があるので注意が必要です。)
洗い方はとても簡単です。やわらかいスポンジで表面に付着してる物を軽く流し、台所用液体中性洗剤を泡立てて優しく洗いあげてください。
洗い終わった後はすぐに乾いたタオルやふきんでしっかり拭きましょう。自然乾燥では水の跡がついてしまうため、拭き上げておきましょう。
◎変色から守る保管方法
①空気に触れないようにする
クッキングペーパーや清潔な布でくるみフリーザーパックなどの密閉性の高い袋に入れておくのも有効です。
さらに乾燥剤を同封しておくと高い効果が期待できます。
なおラップや輪ゴムには黒ずみとなる成分が含まれているため、同じ食器棚にいれることは避けたほうがよいでしょう。
②直射日光を避ける
直射日光も黒ずみの原因となるため日の当たらないところでの保管しましょう。
食器棚のガラス戸で保管する場合は、時間帯によって太陽が当たっていないか確認をいたほうがよいでしょう。
◎黒ずんでしまったときは
ご家庭にある意外な身近な物で銀の黒い変色を簡単に新しい物のように変身させることができます。
●用意するもの鍋、水、塩(or重曹orクエン酸)、アルミ箔
① まず、最初に銀食器が油などで汚れている場合は中性洗剤などでその汚れを完全に洗い落してください。
② 鍋の内底にアルミ箔を敷き水を入れ沸騰させます。そこにスプーン1・2杯程度の塩を入れます。
分量は適当で大丈夫です。ただし銀製品が完全に水没する位の水量は必要です。
③ 沸騰したら黒くなった銀食器を投入、塩・アルミ箔と一緒に煮てしまいます。 目的の銀食器は完全に水に沈めてください 。
再沸騰して5分もすれば充分です。不思議と黒かった銀食器が綺麗な銀色に生まれ代わります。